プロジェクターで観るべき映画
『小説吉田学校』という映画があります。
戸川猪佐武の同名小説をもとに、吉田茂を中心とした戦後日本の自民党政治の中枢を作り上げた政治家たちを描いたもの。
大物俳優たちによる大物政治家たちのモノマネ大会・・・。
役者には演技以前の問題で、その役者そのものの「血」というか「業」があります。
どう演技しても、消えない「臭い」がつきまとうものです。
特に、政治家、医者などの重厚さを必要とされる役柄には不似合いな役者というのがどーしても存在してしまいます。
一流会社の課長=トシちゃん。
辣腕外科医=織田裕二。
全てを一瞬のうちに焼きつくしてしまうアトミックなキャスティング・・・。
この『小説吉田学校』。
出演者のほとんどが政治家の役であり、そうなればやはり前述のようにアトミック系役者がまぎれて、壊してしまいます。
例えば幹事長役、藤岡琢也。
そして、西郷輝彦。
星のフラメンコ→嫁さんヘビとヘアヌード→娘アイドル。
そんな政治家のするGHQ(連合国軍総司令部)話はTRFの話よりも軽いですね。
・・・そんなキャスティングが森繁の苦悩をよりリアルに見せているのです。
プロジェクター レンタルで観るとより面白い映画ですね。